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【スタグフレーションに負けない】神戸市灘区フレンチレストラン トナリャオ 飲食店マインドセット

【スタグフレーションに負けない】

おはようございます。

神戸市灘区阪神岩屋
お箸で食べるフランス料理
ビストロトナリャオの小林です。


今日はちょいと
いつもと違うお話を。

世界中でインフレが
進行しています。

ですが、日本では賃金が
それに応じて上がっていかず
景気も良くなっていない。

いわゆる、
『スタグフレーション』が進行中。

スタグフレーションて、
なんやねん?

なんですが、

景気が後退していく中で
インフレ(物価上昇)が同時進行する現象。

もっと簡単に言うと、
景気後退で賃金が上がらないのに
物価が上昇する状況なので、
生活者には厳しい経済状況になる。

てな、感じ。

どんな感じやねん。

こんな言葉は教科書の中で
存在するものだと思っていましたが、
もう、そんなことはないですね。

そんな中、海外産牛肉の値段も
例外なく上がっています。

中でも、
びっくりマンチョコ~だったのが、
牛タンは5倍以上の値上がり。

クリスマスディナーのメニューに
入れてたので仕入れ額を見て
目眩がした、、。

牛一頭から1本しか取れんし。

当たり前やがな。


それに、
牛タンといえば仙台の名物、
牛タン薄切りは、実は国産ではなく
アメリカ産がほとんど。

牛タン食文化のないアメリカから
安く冷凍で輸入して薄切りにすれば
美味しく食べられるというのが、

戦後普及した、
仙台名物牛タンですが、
価格が高騰していて現場は大変だそう。



焼肉店や牛丼チェーンでも
値上げが始まっています。

米国産ショートプレート(バラ肉)で
作る吉野家の牛丼は、
既に並で税込400円を上回っている。

原油高や水資源の枯渇で、
トウモロコシなどの飼料穀物が
値上がりしているので、
牛肉の値段に反映している状況。

オーストラリアでは干ばつが進行して、
やはり牛肉の値段も上がっている。

そこにきて、とどめに
中国の経済発展による爆買い。

と、まぁ、
いろいろと要因はありますが、
結局薬局、日本の業者は
中国に買い負けているということ。


そうなると、
和牛の再評価がされるでしょうね。。

日本は水資源の豊かな国。

『湯水のごとく』という
フレーズが存在するのは、
日本くらいのもの。

そのくらい、日本は水が豊富です。

筋肉の9割以上を占める水は
和牛を育てる上で原価はほぼゼロで
水の品質も高い。


で、こんな状況でも
牛肉を食べたいとなると、

高品質の牛肉を適正価格で
和牛の牛タンや各部位を
楽しめばいいと思います。

これまで、
安い輸入食材に頼って
安売り合戦をしていた格安業態は、
既に大幅値上げを余儀なくされています。

相対的に、
和牛を適正価格で扱っていた業態は、
比較優位に立てると思います。

顧客層も富裕層がメインで、
スタグフレーションの時代にも
負けることはない感じがする。

どんな感じやねん。


このように経営というのは、
長期的視野での信念を持たなければ
なりません。

そして、適正価格での販売を粘り強く
続けていくことから生まれる。

そんなこんなで、
私が安易な安売りをしないのは
これが理由なのです。




では、今日も楽しく元気に!
1日一緒に頑張って行きましょう♪

 

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